FASHION

【大人が出逢う、東京古着】高円寺の「即興/SOKKYOU」で自由を過ごす

東京都内の、大人が楽しめる古着屋さんを紹介する連載【大人が出逢う、東京古着】。記念すべき初回がスタート。第一回目は知る人ぞ知る、あのお店へ。


高円寺。南北に伸びるいくつもの商店街に暮らしと文化が息づく街。八百屋、レコード屋、マクドナルド、金物屋、スタジオ、古本屋、セブンイレブン。
ガード下に軒を連ねる飲み屋さん、ももちろん有名だけれど、そのすぐそばに、辿り着こうとする人にしか辿り着けない古着屋さんがあります。


名前は「即興/SOKKYOU」。
張り紙もなければ、看板もない。コンセプトもない。
その代わり、自由と少しの生活があります。

 



曲がり角を少し意識しながらガード下を行き行けば、「どうやらここはお店らしい」という気配だけが佇む扉が。
よく見ると、小さく表札が付いている。まるでお家のよう。
思い切って扉を開けると、髪の長い男性が。
オーナーの点と線さんです。
 


−「見ようと思わなければ、見えない。 捉えようとしなければ、捉えられない。
見ようと思えば、見える。 捉えようとすれば、捉えられる。
ただそれだけの過程の中に、或いは視線の先に本質があったり。
まずはおひとりで何も気にせずゆったりと。」(点と線さん)





店内には、手前にメンズ、少し弧を描くように進む先にレディースがあります。所狭しと並ぶ洋服たち。フリルにうっとりするようなワンピース、ちょっと見たことのない色のスカジャン。
 


瞳を捉える色彩に、思わず、「あっ」と声をあげそうになる。 君たちはどこから来たの?と聞きたくなるような、 可愛い可愛いアクセサリ。

 

 

「お洋服も撮っていいですか?」と聞くと、いくつかの洋服を持ってきてくれました。
その都度の直観に従って、選ばれた洋服たち。
海の向こうから遥々やってきた洋服たち。
春はワンピースが着たいな、夏でも長袖が着たいな、白色に赤い花が転写されたスウェット、limited flower sweat. 
それは“あなたに限定して咲く花”だという。
うん、ここでなら、とびきり自由な望みが持てそう。


−「自分の身体や魂が何を欲しているのかじっくり向き合ってほしい。だれか、だったり、タグ、だったり、流行、だったり、そういうものに頼らずに、とっくにいる自分を当たり前に大切にできるような。」(点と線さん)

 

sweat ¥12,500+tax


「服、外で撮りますか?」
点と線さんが静かに店内を移動し、外へと案内してくれます。あの“佇み”の扉を今度は反対側から開けて。
路地裏というには少しだけ広いお店前に出て、点と線さんが指をさした先には窓。そこに洋服をかけると、額縁のない一枚の絵のようになりました。どこまでもゆける、自由な絵。そこにふと、“即興”を感じます。

 

blue op ¥28,000+tax
 

red op ¥25,000+tax
 

「僕いつもここで撮ってるんですよ。あ、こんにちはー」
前を横切る近所のおばあさんに会釈をしながら、洋服を掛ける点と線さん。
即興/SOKKYOUはそういうお店です。枠もない。額縁もない。

 


自分だけの直観で自由に選んだ服、駅までの帰り道。
行きは通り過ぎたガード下で1杯飲むのもいいかもしれません。
来た時よりも少し軽くなった足取りで。
 
 
−「服は多少なりとも重さがあります。でも、即興の服をきて、少しでも心身が軽くなれば素敵だなと考えています。」(点と線さん)
 

INFORMATION

▼即興/SOKKYOU
TEL:03-6304-9421
営業時間:1300 or 21:00(日により変動有)
定休日:不定休
BLOG: http://www.sokkyou.net/blog
Instagram: @sokkyou
Twitter: @sokkyou_vintage


NEWS

即興/SOKKYOは創立5周年を迎えます。2016年5月7日(土)西麻布のSuper Deluxeにて、flauサポートのもと、周年を祝して初の企画を開催。前売りチケットメール予約は event@flau.jpまで。